インプラント周囲炎 – 歯周病菌による失敗の予防/症状/治療方法

インプラント失敗玩読記 - トラブルの原因/事例/寿命の延ばし方
トップへ戻る
  • インプラント失敗玩読記トップへ
  • インプラント格安の危険性
  • インプラント失敗原因
  • インプラント死亡事故
  • インプラントの危険性
  • インプラント失敗例
  • インプラントの寿命
  • インプラント周囲炎
  • インプラント相談
  • 前歯インプラントの失敗
五十嵐歯科医院の
ホームページはこちら
  • インプラント京都デンタルケア【五十嵐歯科医院】
  • 京都市西京区の歯科|五十嵐歯科医院

インプラント京都デンタルケアは現代の総入れ歯とも言われるオールオン4インプラントなどインプラント治療の中でも高度な治療も可能。なんらかの原因で歯を全て失ってしまった方でも治療が可能です。

インプラント周囲炎

インプラント治療を受けた人の4人に1人が感染!?インプラント周囲炎とは

歯を失う大きな原因に、虫歯と歯周病があります。インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病には感染します。天然歯と同様、歯周病により歯周組織が破壊されると、インプラントも脱落してしまうのです。

インプラントの歯周病「インプラント周囲炎」は、インプラントが失敗する原因の一つであり、患者様自身で予防できる失敗原因でもあるのですが、インプラント先進国のスウェーデンでは、「インプラント治療をした人の、4人に1人が周囲炎を罹患する」という報告もあるほど、高い割合でみられる病気です。
インプラントの失敗を防いで、長く使っていくためには、インプラント周囲炎予防が欠かせないのです。

インプラント周囲炎の原因

インプラント周囲炎も、天然歯の歯周病と同様、プラークや歯石が原因です。プラークや歯石に含まれている細菌が、インプラントを支える歯肉や歯槽骨に感染し、組織を破壊してしまうのです。

日常的に行うセルフケアや、定期的に歯科で行うメンテナンスが不十分になると、プラークや歯石が蓄積し、歯周病の原因菌が増加します。
インプラント周囲炎を防ぐには、原因菌を増やさないよう、口の中を清潔に維持することが必要です。

インプラント周囲炎の症状

インプラント周囲炎は、痛みなどの自覚できる初期症状はなく、歯肉の腫れ・ブラッシング時の出血など、見逃しがちな症状から始まります。
インプラント周囲炎が進行していくと、次のような症状が現れるようになります。

  • 歯肉から膿が出る
  • 歯周ポケットが深くなる
  • 歯肉の退縮
  • インプラントの脱落

インプラント周囲炎は治療可能?

インプラント周囲炎は、進行すれば進行するほど治療が困難になります。歯周ポケットが浅い初期の段階では、歯科で行う専門的なクリーニングや洗浄で症状を改善することは可能です。

しかし、進行するとインプラントに付着した歯石を外科手術で除去する必要があるなど、進行するほど負担のかかる治療が必要になります。
また、ひどくなるとインプラントを除去する必要が出てきてしまいます。

インプラント周囲炎予防の基本は徹底したメンテナンス

インプラント周囲炎は、インプラント失敗をも招く恐ろしい病気ですが、日々のセルフメンテナンスと定期的な(歯科医院で行う)プロのメンテナンスで防ぐことが可能です。
インプラント周囲炎は、プラークや歯石が原因ですから、普段から口の中を清潔にしていれば予防ができるのです。

また、定期的メンテナンスでは、次のようなチェックを行い、周囲炎リスクを高め原因を除去し、インプラント周囲炎の効果的予防につなげます。また、早期発見・早期治療にもつなげます。

  • 歯石除去・歯面クリーニング
    セルフメンテナンスで落とし切れていない汚れを除去します。よく磨けていない部分がある場合には、ブラッシング指導も行います。
  • 噛み合わせチェック
    噛み合わせバランスの崩れによるインプラントへの負担を軽減します。
  • 歯肉の状態、歯周ポケットのチェック
    歯肉の腫れや歯周ポケットの深さをチェックして、インプラント周囲炎の有無を確認します。

インプラント周囲炎が歯周病より進行しやすい理由

インプラント周囲炎は、歯周病よりも非常に進行しやすいという特徴があります。
インプラントが歯槽骨に直接結合しているのに対し、天然歯は歯根と歯槽骨の間に、歯根膜などの組織が存在します。天然歯は、インプラントに比べて栄養血管も多く走行しているため、炎症に対する抵抗力も強いですが、抵抗力の弱いインプラントは、大変進行しやすいのです。

インプラント周囲炎は自覚症状がない

インプラント周囲炎は、歯周病以上に自覚症状が少ないという特徴があります。
歯周病では、進行するにつれて歯の動揺や痛みが生じてきますが、インプラント周囲炎はグラつくこともありませんし、相当進行しなければ痛みもありません

そのため、患者様自身で、インプラント周囲炎に気付くのは困難なのです。症状が現れる頃には、インプラント周囲炎は相当進行している状態であり、インプラントを除去しなければならない場合もあります。


Copyright (C) 2014 インプラント失敗玩読記 All Rights Reserved.