インプラント失敗例 – 脱落/痛み/腫れ/しびれ/前歯の審美性などトラブル

早めの対応が必要！インプラントの失敗例

京都にあります当院でも、インプラントの不具合に関する相談を受けることがあります。治療失敗による症状に悩まされていることも確かですが、主治医との信頼関係やインプラント治療への期待が崩され、精神的に参ってしまっている患者様も少なくありません。
インプラント治療は保険が適用となりませんから、高額な費用がかかりますし、治療に期間を要します。ただ単に、「再治療すれば良い」というものではないのです。

インプラント失敗により起こる主な症状とその原因

痛み・腫れ・しびれ・麻痺

インプラント治療が成功していても、痛みや腫れ、しびれなどの症状が現れることもあります。特に、埋入するインプラントの本数が多くなるほど、このような症状は出やすくなります。

しかし、症状が長期に渡り改善されない場合には、治療が失敗している可能性があります。
例えば、しびれや麻痺が長期的に続いている場合には、インプラントにより神経を損傷してしまっている可能性がありますし、長く続く痛みは、細菌感染の可能性があります。
治療によって症状が起こるのは珍しいことではありませんが、症状が長期に渡って続く場合には、治療失敗を疑っても良いかもしれません。

埋入したインプラントの脱落

埋入したインプラントがグラグラする、抜け落ちてしまったというケースも少なくありません。
インプラントが固定されない原因には、ドリルの熱による骨のやけど、インプラントの貫通（インプラントが骨を突き抜けてしまっている）、インプラントの埋入角度や位置、深さなどに問題がある、などの原因が考えられます。

インプラントは骨と結合して、高い機能性を発揮します。グラつきがある場合には、正常に結合していない可能性が高いです。早めに医師に相談することが必要でしょう。

審美性に関するインプラント失敗の例

インプラント治療により、痛みなどの症状や機能的問題がないとしても、やはり見た目がイメージと大きくかけ離れているならば、それも失敗と言って良いでしょう。

「被せ物の色が他の歯と違いすぎる」
「インプラントの歯（前歯）が長くなってしまった」

上記のような、審美性に関する問題も起こっています。特に前歯治療は、インプラントを支える骨の厚みが少なく、歯肉のバランスなど見た目も重要となりますから、難度が大変高いです。
インプラントのメリットは、天然歯のような審美性を取り戻せることも一つです。見た目に納得がいかない場合にも、医師に相談する必要があるでしょう。

前歯の失敗については、「前歯インプラントの失敗」で詳しく紹介しています。